第13回日独産業フォーラムで注目を浴びるニーダーザクセンプロジェクト

今年の日独産業フォーラムのテーマは、「規制緩和から統合まで – 進化を続けるエネルギー市場」でした。300人を超える参加者がドイツ貿易・投資振興機関（GTAI）の招待に応じ、ドイツのエネルギー市場における機会と新しいビジネス分野について話し合いました。

イベントの開始時に、Nedoの表尚志理事がニーダーザクセンでの日独共同プロジェクトである大型ハイブリッドバッテリー貯蔵施設の重要性を強調しました。日本の政府機関であるNedoは、新エネルギー技術の研究開発と導入を支援し、新しい蓄電池システムに資金を提供しています。ニーダーザクセン経済省は、このプロジェクトをドイツから支援しています。

• 日本企業の日立化成、日立パワーソリューションズおよび日本ガイシと、電力、天然ガス、電気通信、IT、環境サービスを提供するニーダーザクセンの公益事業会社EWEとの協力
• 7.5メガワットのリチウムイオン電池と4メガワットのナトリウム硫黄電池の組み合わせからの電力
• 約2,400万ユーロのプロジェクトと建設予算
• 2018年末に予定されている試運転

参加者は、最初の水素駆動列車である「ILint」にも高い関心を寄せていました。鉄道技術メーカーAlstom Deutschlandは、燃料電池を搭載した列車をニーダーザクセンで建設しています。

• 水素タンクと燃料電池が水素を電力に変換します。
• エネルギー貯蔵技術とエネルギー管理システムによる効率の向上
• 発電から運用までゼロエミッション
• ほぼ無音の電気モーター

これらのプロジェクトは、日本とニーダーザクセンの協力が成功を収めている好例であり、統合されたエネルギーシステムに関するより多くの新しいソリューションがそれらに続く可能性があります。

最終更新日：2017年12月1日